必ず合コンでお持ち帰り下さい。
トイレットペーパーを
手拭きに使わないで
下さい。
管理組合(法)」
前回の銭洗いアライグマがいたのは飲食店が集まった商業ビルの地下一階。
しかも有料。
こちらは同じ建物の地上一階となっている。
しかも無料。
当然、必要もないのにアライグマの姿もなければ、貯金箱のようなボックスもない。
迎え撃つのは上記のような、これまたストレートな貼り紙たち。
上の貼り紙内容も他に"比喩"も"暗号"も含まれていない、大柄の方にデブ、メガネをかけている人にメガネ、髪の毛が薄めの方にハゲ、と容赦ないアダ名をつけるが如くシンプルな内容だ。
異様に減るのが早く、そして便器の中にさよならされるわけでもなく、洗面台周りに無色のまま(色付いてたら嫌ですが)揉みくちゃにされて捨てられているトイレットペーパー。
さては、誤ったベクトルの紳士がいるなと。
一応用を足した後は手を洗うが、その後が駄目。
ちゃんと手を洗うという行為までは金メダルを与えられるが、その後にドーピング検査の結果が真っ黒なことが判明して、記録無効ということだ。
これが有料トイレの方ならば、元を取ろうとしたのか!?とも思えるが、こちらは無料トイレとなっております。
「【利用者へお願い】
このトイレは多数の方が
使用しますので、
後の利用者に迷惑が
かからない様にマナーを
守り御利用下さい。 」
確かに人の心境としては、有料トイレよりも無料トイレへの方に大多数の方が向かうだろう。
有料なのは地下一階だけだと分かっている方々は特に。
そうすれば崩れるのがクリーンさという名の均等。
人が加われば加わるほど伝言ゲームが本来の文章から遠ざかるように、トイレの清潔度も雨に打たれた仔犬のようになってしまう。
もしくは、田舎から飛び出してきて早七年、最初は慣れなかったホステス業も今じゃすっかりお店のNO.1。夜のネオン街でこの座を勝ち取るためにいろいろなものを捨ててきた。今では昼間の世界では飛び方すらも忘れた夜のてふてふ。酒と男と女同士の確執。ああ、今頃故郷では名産のつばき油の絞りどきの季節。
帰りたいけど帰れない。
今年もつばきは赤い花を咲かせているのかしら・・・・・・。
<故郷からの突然の来訪者>
はて、私は何の話をしていたんだっけ?
さてさて、今回取り上げたいのはこれらではない。
ましてや、どこぞのホステス嬢の故郷のツバキ油の話でもない。
問題は個室にあったこちらだ。
「東スポ新聞、エロ雑誌等持ち込まれ
た方。
必ず合コンでお持ち帰り下さい。
ガンバリましょう。
AV管理会社 」
普通の視力をお持ちで、泥酔状態でなければ、これが本来あった状態から加筆・修正されたものだというのは一目瞭然だと思う。本来からこの文章なら、とんだ世捨て人の短歌である。
トイレに貼ってあるアイデンティティもそこにはない。
どう見ても、世間一般に言う"落書き"という奴だ。
私はAV管理会社に訪れてもいない。
まあなんと言うか、センスがないと言うか、元々あった文章を踏まえて書いたにしても酷い。
ゲスな大人の匂いがする。
ちなみに原文はこういった感じである。
「新聞、雑誌等持ち込まれ
た方は
必ずお持ち帰り下さい
管理会社 」
上の文章が原型とは思えないほど、ケバい化粧されたものだ。
なんだ?「ガンバリましょう。」って。
トイレの貼り紙への落書きはこれまでもなくもなかったんだけど、あっても「●●して下さい」なんていう貼り紙に対してのアンサーだったり、文句だったりしたのがほとんど。
今回のように加筆・修正して編集し直したのは初めてです。
また個室という場所がね、落書きする人にじっくり考える時間と、手を加えてしまうゆとりを与えてしまったのだろう。そしてこれが、紙製の貼り紙ではなくプレートなためか、交換されずにこのままでいるのだろう。
合コンでお持ち帰りか・・・・・
いい響きだな。
未体験だよ。
合コンって何するん?
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「厠イヤミ百景の一景」
http://www.leolio.com/index/KAWAYA/KAWAYA_menu.html
SuperLite2500 クイズの旅~鉄道旅情編~
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