ご主人様におねがいです~!
さあ、どこだ?
「ご主人様に
おねがいです~!
トイレはキレイに
使って下さい
手洗いは忘れずに 」
店名まで当てる必要はないが、一見しただけでこれが公民館のトイレの貼り紙じゃないのは丸分かりだ。
既に、「こういった種のお店があるんですよ!」と世間に知れ渡り尽くした感のあるメイド喫茶。
今更ものめずらしく感じる方も減って来たかとは思う。
そうは言っても、まだまだテレビなんかを通じて得た知識だけの話で、実際にドアを開けて「メイドを頼もう!」と、喫茶の現場に足を踏み入れた方は少数派だと思う。
主に話のネタとして行った客か、まるで中継基地のように利用されるリピーターによって店内が埋めらるのがほとんどだろう。もしくは、「アイ アム ご主人様!」という強い自覚のあるお方が行かれるのだろう。
多分そこに根拠はない。
東京12チャンネルの、「あんた今他にどんな番組出てるの?」って芸能人を起用した旅番組、もしくはグルメ番組なんかで、「諸国万遊!メイド喫茶巡り」なんて普通に特集が組まれるほど、我々の生活の隣にある店ではなく、テレビではまだまだ色物企画の一環のように扱われる有り様である。
話題性と保ちつ保たれつのいい関係がなければ、ブームという名のロウソクの火はちょっとしたすきま風で危うく消えてしまいそうだ。
まあ一つのブームに終わらずに、メイドさんが給仕するスタイルの喫茶店として、その地に、もとい日本に根付こうとしている店があるのも確かだろう。
難しいことを考えないで、そこに需要がある限り供給がある。
メイド姿の娘さんはかわいいではないか?
なんでメイド服着ているのかと問われれば、普通の喫茶店でもちょっとした礼服みたいなのを着てる店まであるんだし、とことん問い詰めれば最終的に「なんで服着てんの?」といった話まで持ち込める。
着せた方がかわいいから着てるんだろう。
< Cafe de 裸(La) >
というわけで、今回も行ってみたのさ、メイド喫茶。
さすればトイレの内側のドアには上のような貼り紙が貼られていた。
実に可愛らしいイラストが描かれている一品ではないか?
店内にそのような娘さんがいたかどうかはともかく、雰囲気フィルターを通して目で愛でることにメイド喫茶の本髄はあるのではないだろうか?こういった小道具も、現実回帰させないためのアイテムじゃないといけないのだ。
「ご主人様におねがいです~!」と言われたならば、
「ご主人様おねがいさまれます~!」と答えるのが、マスターOFマスターだろう。
例えSB(小便)だろうが、終わった後はきっちり手を洗ってもらいたいところだ。
メイドさんに間接チ●コはご法度ですぜ。
さて、その手を洗うべく、同じ個室内にあった洗面台の鏡に目をやれば、、、、
「永遠なんて、信じちゃ だめよ。
そんなものないって、
お母さんが言ってたの。
全てを疑い生きなさい、と。
●●●●●」
「まさか、ダイイングメッセージでは!?ここで誰かが!!」とも疑いもしたが、どうやら違うようだ。
危うく、「弁当はいつも一人!!」・・・じゃなかった、「真実はいつも一つ!!」と言っている小学生探偵を呼び寄せたくなる衝動に駆られるところだった。
しかし、「ここはトイレだよな?ここはトイレだよな?さては懺悔室?」と自問自答したくなるような、鏡にマジックで直書きされた、その文章。メイドさんのものと思われる名前が最後に記載されてあったので、そこはモザイク処理をしておきました。
口紅で書かれていないのは、それはメイドさんだからである。
これもメイド喫茶という空間を損なわないためのアイテムとして書かれているのか?それにしても、どう捕らえればいいのか困ってしまう一筆でございます。
確かにトイレは、ある意味自分と自分とが向き合う場所ではあるけども、こういったライト級にメンヘルが入った文章をトイレで読まされると、もうちょっとで出そうになっていたものも「もうちょっと中にいることにするわ・・・」と、腸という名の自分の部屋に引きこもってしまうことにもなりかねない。
誰もが永遠なんてものは信じていないけど、永遠であれと願うのはタックス不用のデューティフリーではないか?夢も同じく、見るだけだけなら足かせをはめられる筋合いはない。それが現実のものとなって、叶えられるか理想のままで終わるかは、それは人生の中のハンターチャンスにかかっているけども、それが人間に与えられた見えない翼。
なきゃないで、それでいい。
ところで、お母さんは一体何があったんですか?
弁護士さんが必要なことにでも巻き込まれたのだろうか?
現実を教えるのも大切だけど、もうちょっと娘さんに楽しいことも吹き込もうよ。
「男の子の●●●の余った皮に思いっきり息を吹き込めば、●●●風船が出来るのよ!悔しいけど、それも現実よ!」とかさ。
ちなみに鏡の下部には、
店名と、左側に何かしら何か・・・何か描かれてました。
これも雰囲気作りに大切なアイテムなんです。
余談ですが、このとき女性と一緒にここのメイド喫茶に入ったんですが、女性トイレの方には「メイド募集」の貼り紙があったそうです。
10年やってる普通の喫茶店はざらにあるけど、メイド喫茶の10年だと、その間にメイドさんの年齢層をリニューアルしなければならないときがくるものね。
それにしても、メイドさんになるには競争率高そうだ。
「ご主人様」になるのは比較的楽なのに。
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過去記事
・「メイドカフェ ジオング」
http://ameblo.jp/iyami-toilet/day-20070406.html
・「メイド喫茶JAPAN」
http://ameblo.jp/iyami-toilet/entry-10027292648.html
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「厠イヤミ百景の一景」
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最近の更新(適当に
・女子マネージャー列伝 (更新予定)
・天が呼ぶ 地が呼ぶ お客様が呼ぶ!消費者言いがかり連絡会 (更新済み)
・猫烏丸OP
(第13回大人のためのおもちゃ販売のバイト)
関西、某メイド喫茶にて