コネタ集（さよなら2006）
今年もあと一週間で終わりというところまで押し迫ってきた。
2006年の絞めになってノロウィルスとやらの大流行で、公衆トイレのドアノブを触るのさえ、ちょっとためらいがちな気分になる。しかし公衆トイレを回らなければ、貼り紙を見付けることが出来ない。
ノロウィルスは恐いけどトイレの貼り紙も探さないといけないという理不尽な洗濯バサミにつままれている。
それではノロウィルスにも負けじと集めたものをいっぺんに大量放出するコネタ集のときがきました。
前回は夏の絞めにぶつけてみましたが、今回は2006年の絞めにどうぞ。
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■『不可能です』
「＜ご使用される皆様へ＞
この便所は使用が
不可能です。
工事施工者 株式会社 ●工務店
工事発注者 ●●区役所
環境土木部 道路公園課 」
不可能だそうだ。禁止ではなく不可能なのだ。
禁止はしてないけど使おうにも不可能なのだろう。
禁止ではないので入ろうとしたら、工事の人がトイレの床を掘り返しており、いろんな意味でトイレが使用不可能だった。
貼り紙に偽りなし。
都内、某公園内にて
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■『三名様』
「MEN」
三名様ご一行が男子トイレに来訪だ。
「とん・ちん・かん」といった感じに、背丈の違う三人が皆さん仲良く男子トイレに入ろうとしている。
大っきい人も小っさい人もそれほどでもない人も描くことで千客万来ということを表しているのだろうか？
「ここのトイレはどちらさんでもウェルカム！」という、公衆トイレの基本中の基本を多く語らず表示している。
・・・・・三人が手をつないで描かれていたら嫌だな。
都内、某公園トイレ
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■『階段にて』
「←女子 男子 車椅子 お手洗い・水飲み場」
どうしてもスペース上、トイレがどこにあるか示すスペースがない場合がある。トイレを含め建物を建設する際に、「ここにトイレ誘導の貼り紙を貼るに違いないべさ」なんて考えてくれる建設家はまずいない。
しかし実際、営業してみるとトイレ誘導が必要とされてくるわけで、天井からトイレ表示のプレートを吊るしたりしてるんだが、いざトイレ周辺になってからこそ、最後の決め手にトイレ誘導の貼り紙が必要とされる。
でもスペースがない。
そんなときにはトイレ付近の階段にどうぞ。
階段の近くにはトイレがよくある。
都内、某スーパーにて
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■『水は永遠に有る・・・』
「水は永遠に有る・・・
きゅっ
モノじゃぁないよ！
環境委員会」
「うっそぴょーん」的に、話を振るだけ振っておいて後で「引っかかった？」と、言ってる本人は非常にご満悦な様子だが、言われた側は渓谷から奈落の底へと突き飛ばされたような寒さを伴う例のアレだ。
もう全てが反感の大セール、そんなに売りつけないでくれ。
しかも「環境委員会」と記載されているが、ここはゲームセンターであり、そのようなたいそうな委員会は絶対存在しない。
ああ、反感素材。
言ってることの内容については全く正論なんだけど、調子に乗った言い回しに、こちらの顔が「きゅっ」と引きつりそうだ。
都内、某ゲームセンターにて
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■『最後まで蛇口を』
「最後まで蛇口を閉めて下さい」
言いたいことがあるときは、直接その場に貼り付けるのが一番だ。
一番目に付くし有無を言わせない説得力も生まれる。
しかし蛇口とは思いつかなかったな。
先ほどと同じく、水を大切にということを意図した貼り紙はよく見掛ける。
・・・壁か、洗面台の鏡に直接にね。
使用後に締め切らずに水がポタポタと垂れている状況の洗面台をたまに見掛けるが、それでも平たい形の水道蛇口特有の極限られたスペースに、わざわざナイロンテープで保護してまで書くことはないだろう。
使用する物に直接注意書きを書くのは、タバコの箱に「吸い過ぎ注意」と記載してあるのと同じだ。
貼り紙って目に入ってなんぼなのね。
都内、某ショッピング施設にて
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■『異常行動』
「お客様へ
最近トイレを汚す
マナーの悪い方がおります
お客様にはたいへんご迷惑を
おかけいたしております
警備員、従業員の巡回を高め
防止に努めておりますが
異常行動をとられた方を見つけましたら
お近くの従業員までお知らせ下さい
店長 」
トイレを汚すということは異常行動だと気付いた冬。
もしあなたが少しでもトイレを汚した場合には、これからは「異常行動発生！」と自分自身で呼ぼう。
トイレを管理している側がトイレを汚されるのを嫌うのは、このブログを続けていてもう本当によく分かってきた。しかし「こんなはずじゃなかった！」「こんなつもりじゃなかった！」「まさかここで右に起動が曲がるとは！」「えっ？はみ出してるの？」と驚くのは排出した本人が一番ビックリだ。正に自分の中で自分のものが思わぬアクションを起こしてしまい、「異常行動」と呼ぶにふさわしいのではないだろうか？
でも拭けるようなときは、後の人のために拭いておこうね。
時々、尿が二連射になって飛ぶときがある。
ああ、「異常行動」。
おしゃれ港のある県、某本屋内にて
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■『犬の立ちション』
トイレに入って、横一列に立ちションをしている犬たちの群れが描かれた絵が飾られていた。
トイレに入って、さらにトイレの絵。
壁のハートの落書きを標的として尿を飛ばす犬達。
関空のトイレなど、便器に的となる目印を描くことで「おこぼし」をする人がかなり減ったそうな。
人も犬も的がある場合、そこを狙ってしまう習慣があるのだろうか。
ところで、見切れている左側の黒い小型犬、彼が見つめているものは、
こちらからでは、大型のブルドックの股間がどうなっているのかは分からないが、かなり見入っているご様子。
周りの犬達もブルの股間だか、放尿の勢いに犬まっしぐらだ。
にしても右端の黒い小型犬は見過ぎだろう。
いくら体の大きさ的にちょうどブルの股間の位置に顔があったとしても首を伸ばしてまで見過ぎだろう。
ブルの股間に興味津々だな。
都内、某飲食店にて
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■『店内におトイレはございません』
「店内におトイレは
ございません
●●●館のおトイレ
をお使いください。 」
とある店舗内、スーパーなどレジを通った後に購入したものを自分でナイロン袋に入れる台にこの貼り紙が貼られていた。
壁ではない、もう一度言うが台に貼られていたのだ。この上で購入した物の梱包だ。
台の幅一杯に男女のマークと共に地図まで貼られていた逸品である。
店内で買い物した後に、トイレはどこだと探してしまう人にでかでかとこの表示。ここに貼ることを思いついた人のアイデアには拍手を送りたい。
そして「おトイレ」という言い回しに逆に新鮮味を感じた。
買物カゴを置かれたら気付かれないけど。
都内、某商業施設にて
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如何でしたか？いつもと違って淡々と読まれていかれればと思います。
貼るもの、貼る場所、本当に管理側の人たちのアイデアは尽きません。
これからもそれらを見逃すことなく取り上げることが出来れば、これ幸いかな。
天井とかも見逃せない。
それでは最後に悲しい一枚を。
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■『無題』
かつて貼られていたであろう貼り紙が今では見れないことほど悲しいことはない。
テープ跡を残すくらいなら全く痕跡を残すことなく剥がしてもらいたい。
ああ、知りたい。
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年内はこれで更新終わりじゃありません。
あと一回、派手な貼り紙を紹介して年内は締めようと思います。
告知も一回あるかもしれない。
あっちこっちにて
